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- ([3]2020-11-25)
金種を計算する数式の解説です。
この数式は、金種(お金の種類)ごとの数を数える数式です。数式を作るのが面倒な方は、このページ最後にある出来合いの『金種計算表』をダウンロードしてお使いください(あなたのスキルアップにはほぼつながりませんが・・・)。
1.数式(完成品)
下表中の式、C4~C12セルに入っている数式をコピペしてお使いください。
“A2”は金額が入っているセル番号です。実際に金額が入っているセル番号に置き換えてご使用ください。
A | B | C | |
1 | 金額 | ||
2 | 456,789 | ||
3 | 金種 | 数 | B列セルの数式 |
4 | 10,000円 | 45 | =INT(A2/10000) |
5 | 5,000円 | 1 | =INT(MOD(A2,10000)/5000) |
6 | 1,000円 | 1 | =INT(MOD(A2,5000)/1000) |
7 | 500円 | 1 | =INT(MOD(A2,1000)/500) |
8 | 100円 | 2 | =INT(MOD(A2,500)/100) |
9 | 50円 | 1 | =INT(MOD(A2,100)/50) |
10 | 10円 | 3 | =INT(MOD(A2,50)/10) |
11 | 5円 | 1 | =INT(MOD(A2,10)/5) |
12 | 1円 | 4 | =MOD(A2,5) |
2.数式を組み立てられるようになりたい人のための解説
計算式は、10,000円、5,000円~5円、1円と3つのパターンで作る必要があります。
A | B | C | 解説 | |
3 | 金種 | 数 | B列セルの数式 | |
4 | 10,000円 | 45 | =INT(A2/10000) | (1)1万円札は金額を10000で割り、INT関数を使って小数点以下を切り捨てて求める。 INT関数の代わりにROUNDDOWN関数を使って、=ROUNDDOWN(A2/10000,0) でも結果は同じ。 |
5 | 5,000円 | 6,789 | =MOD(A2/10000) | (2)5000円札の枚数を求めるには、まず一つ上の10000(円)で割った端数をMOD関数を使って計算する。 金額から1万円札の分を引いて残りを求めたくなるところだが、MOD関数を使うと同じ結果が簡単に求められる。 |
6 | 1 | =INT(B5/5000) | (3)(2)で求めた端数を5000(円)で割り、(1)同様INT関数で小数点以下を切り捨てて5000円札の数を求める。 | |
7 | 1 | =INT(MOD(A2,10000)/5000) | (4)(3)の式のセル番号(B5)を(2)の式で置き換えて式が完成する。 | |
8 |
=INT(MOD(A2,5000)/1000) =INT(MOD(A2,1000)/500) =INT(MOD(A2,500)/100) =INT(MOD(A2,100)/50) =INT(MOD(A2,50)/10) =INT(MOD(A2,10)/5) |
(5)1000円札~5円硬貨までは5000円札と同様の数式で繰り返し計算することによって求められる。 | ||
9 | 1円 | 4 | =MOD(A2,5) | (6)1円硬貨は最小単位なので、5(円)で割って余った分ということで、MOD関数で求めた結果がそのまま1円硬貨の個数になる。 5000円~5円までの数式を同様に使ってもよい。1で割ることになるので結果は変わらない。 |
3.出来合いの表を使いたい方は
★数式を作るのが面倒な方は、こちらの出来合いの金種計算表をダウンロードしてお使いください。
金種計算表(kinshu-table.xlsx ・・・Excel2007以降の形式) (←クリックするとDLページへ移動します)
金種計算表(kinshu-table.xls ・・・Excel2003までの形式) (←クリックするとDLページへ移動します)
※Excel(エクセル)のフォームは、テンプレート無料ダウンロードサイト『bizocean(ビズオーシャン)・書式の王様』でのダウンロードです。
Excel Tips『金種を計算する数式』更新記録
- 2020/11/25
- [3] Excel2019を追加。
- 2017/11/22
- [2] HTML5,UTF-8対応。Excel version 2016を追加。解説(5)の数式を追加。[コピー]ボタンを設置。
- 2012/08/17
- [1] Excel version 2013を追加。
- 2007/03/27
- 新規Tipsとして公開