Windows10のバージョン1909(November 2019 Update)はイネーブルメント パッケージ(※1)という形で提供されていて、短時間で(月次アップデートと同程度で)アップデートが終了します。
しかし、バージョン1903までは自動的に(強制的に)インストールされたアップデートが、1909ではいつでも適用できるようにスタンバイしたままで、自動的にはインストールされません。
Windows Updateを開くと、オプションの更新プログラムとして扱われ、ユーザーが「今すぐダウンロードしてインストールする」をクリックしてインストールしない限りインストールされません。
従って、バージョン1903のままで使用されているWindows10も多いのではないかと思います。
私も、バージョン1903のまま経過観察をしながら使用してきたPCが1台ありましたが、遂によからぬ症状が発生しました。
PCが異常に遅くなりました。
特にファイル操作(データの呼び出し、保存)が極度に遅くなり、2月、3月の月次アップデートの影響かとも思いましたが、バージョン1909にアップデート済みのPCでは同じ現象が発生しませんでした。
もしやと思い、バージョン1903を1909へアップデートすると、アップデート完了直後から、異常な遅さは完全に解消しました。
バージョン1909のイネーブルメント パッケージの影響であることが分かりました。
お使いのPCが最近異常に遅くなったという方は、確認してみましょう。
思わぬ影響が出てきているのかもしれません。
※1 イネーブルメント パッケージについては、Microsoft の記事参照
Windows 10 バージョン 1909 イネーブルメント パッケージを介した機能更新プログラム