ソーラー発電の実績と光熱費(1)
図1 月別発電量実績グラフ
2.売電は年間を通して前半が多く、後半は少なくなります。
図2は月別の売電量実績、図3は月別の売電額実績をグラフにしたものです。
1月から5月まではエアコンの使用がないため、安定して売電できます。6月に入ると入梅とともにエアコンを使う機会も増え、売電は減ってしまいます。7月〜9月はエアコンの使用量が増えますので、買電は少ないところで安定する傾向にあります。10月〜12月は日照時間が短くなり発電量が減る時期になりますので、買電も低く安定します。
図2 月別売電量実績グラフ
図3 月別売電額実績グラフ
3.買電は夏前と秋が少ない。
図4は月別の買電量実績、図5は月別の買電額実績をグラフにしたものです。
1月から6月までは連続して下がっていきます。7月〜9月はエアコンの使用により増えます。10月はエアコンの使用もなく、気温もそんなに低くないため購入する電気が一時的に減ります。11月〜12月はエコキュートの電力使用量が増えるため増加します。
買電額は7月〜9月の間夏期の割高料金が適用になるため、買電量以上に上昇します。
(注)グラフの[平均]には、ソーラー発電+エコキュート設置前の実績値を含んでいません。
図4 月別買電量実績グラフ
図5 月別買電額実績グラフ
4.売電が多ければ利益が出る。
図6は月別の電気代の支払い実績をグラフにしたものです。
支払いを基準(+)にしたグラフですので、線が高くなれば支払いが多くなり、線が低くなれば支払いが少なくなります。マイナス(−)になると売電による売り上げ金額の方が支払い金額より多いことになりますので、利益が出ることになります。
うふいでは、パソコン教室を始める前の2003年5月と発電量が特に多かった2007年5月に売電額が買電額を上回ったことがあります。
(注)グラフの[平均]には、ソーラー発電+エコキュート設置前の実績値を含んでいません。
図6 月別支払い電気料金実績グラフ
5.エコキュートでガス代が激減。オール電化ならさらに安くできる。
図7は月別のガス代(LPG)の支払い額実績をグラフにしたものです。
給湯をエコキュートに切り替えたため、ガスは炊事用のみとなりました。結果として、特に冬場に風呂で1万円以上にもなっていたガス料金が、年間を通して3000円未満へと劇的に少なくなりました。
さらに、ガスレンジをIHに切り替えるとオール電化となり、光熱費を減らすことが可能になります。
(注)グラフの[平均]には、ソーラー発電+エコキュート設置前の実績値を含んでいません。
図7 月別ガス料金実績グラフ
6.光熱費が劇的に下がって利益が出るわけではない。でも二酸化炭素削減には寄与できる。
図8は月別の光熱費の実績をグラフにしたものです。
電気代+ガス代+灯油代を合計した光熱費を減らすことはできます。太陽光発電をすることで、二酸化炭素排出を抑えることもできます。
(注)グラフの[平均]には、ソーラー発電+エコキュート設置前の実績値を含んでいません。
図8 月別光熱費実績グラフ